世界最古の企業、金剛組 (夕陽丘)
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- 2025年3月2日
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世界最古の企業、金剛組
大阪市天王寺区にある金剛組は、578年に創業し、1400年以上の歴史を持つとされる世界最古の企業です。その起源は、聖徳太子が日本初の官寺・四天王寺を建立する際に、百済から招いた造寺工の一人、金剛重光にさかのぼります。以来、四天王寺とともに歩みながら、日本各地の神社仏閣の新築・改修に携わり、伝統技術を受け継いできました。
受け継がれる宮大工の技
金剛組の宮大工の技術は、飛鳥時代から脈々と受け継がれてきました。社寺建築の屋根の優美な曲線や、細部にまでこだわった意匠は、すべて職人の手によるものです。木材選びから加工に至るまで、一つひとつの工程に想いが込められています。地域に住む私たちも、四天王寺をはじめとする歴史的な建築を通して、この伝統の息遣いを感じることができます。
時代を超えて続く挑戦
長い歴史の中で、金剛組は幾多の試練を乗り越えてきました。戦国時代や江戸時代の火災、明治時代の神仏分離、戦時中の影響など、存続の危機に直面するたびに、工夫と努力で乗り越えてきたのです。近年では2006年に経営の立て直しを図り、高松建設の支援を受けることで、新たな体制を築きました。
未来へつなぐ伝統
現在、金剛組は社寺建築の専門企業として、伝統技術を生かした新築や改修、国宝・重要文化財の修復に取り組んでいます。また、宮大工の技術を次世代へと伝えるため、若手職人の育成にも力を入れています。
四天王寺をはじめ、身近にある社寺の建築には、千年以上受け継がれてきた技が生かされています。お寺や神社を訪れる際には、ただお参りするだけでなく、建築の美しさや職人の想いにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

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